こんばんは。
みなさん、備蓄や、災害時の備え、していますでしょうか。

政府(総務省)から、
太陽フレアの影響で、通信障害や、大停電が最大2週間続く可能性があると、
政府から報告がありました。
これから先、気候変動や、大地震、富士山の噴火など
いつ大災害が起きてもおかしくない時代だ、
というのはみなさん感じていらっしゃると思います。
ニュースなどでも「備蓄をしましょう」と呼びかけられているのを
きっとここ1年の間も1度は聞いているのでは、と思いますが、
災害も、準備をしておけば、
乗り越えていくことができます。
自分はもちろん、
家族や身近な人たちを守ることにつながります。
明日にでも富士山は噴火してもおかしくない状況だと
専門家の人が話しています。
今から、今週末から、備蓄を始めていきましょう^^
もくじ
どうして今備えが必要なの?(解説動画のシェアあり)

富士山噴火、首都直下型や、南海トラフ地震などの大地震などが起こる可能性がある、
というのは、テレビなどで聞いたことある方が多いと思います。
富士山は、100年周期で噴火していたのが、
今は、宝永噴火後、300年以上噴火しておらず、
いつ噴火してもおかしくない、と言われています。
富士山が噴火した場合、
- 東名高速道路など、大きな交通道路が分断され、物の流れが滞る
- 火山灰で車が通行できなくなったり、鉄道が走らなくなるなど、
移動が制限される - 火山灰で、発電所や、上下水道などが止まって、
電気、水道、ガスなどのライフラインが止まってしまう
など、さまざまな影響が予想されています。
地震と噴火は地下の動きで連動しており、
地震・噴火・津波も併せて同時に起こる可能性も言われています。
▼富士山噴火した場合の首都圏の被害について(ANN NEWSより)

4月26日に、総務省から太陽フレアの影響による最悪のシナリオが報告されました。
太陽フレアは、太陽の表面で起こる大爆発のこと。
その時に、電波やX線などや、電気を帯びた素粒子が飛び出して、
10分~1・2日で地球に届きます。
すると、地球の衛星や、電子機器、GPSや、電波などに影響を及ぼす可能性があります。
(参照:国立科学博物館・宇宙の質問箱・太陽では大爆発が起こるのですか?)
今回、報告されたもので、私たちの関係あるものを少しだけ載せると、
※全文読みたい方は、総務省の報告資料はこちら
- ①通信・放送などの被害
→無線がつながりにくくなり、公共サービスが維持が難しくなる
→テレビやFMラジオなど電波がつながりにくくなる - ②衛星への被害
→GPSがつながりにくくなる - ③電力への被害
→広いエリアで停電が起こる可能性がある

1番怖いのは、
・携帯電話がつながらなくなる、
・大規模な停電が起こる可能性がある、
それが2週間続く可能性があるということ。
この最悪のシナリオの、2週間の大停電の中どう生きていくか、
備えておく必要がある、と、今、国が呼びかけている、ということになります。
▼太陽フレアの影響について詳しい動画はこちら(ANN NEWSより)

現在、世界情勢が日々変化していて、
世界のさまざまなところで戦争が起きています。
遠くの海外のことのようですが、
特に今回は、ロシアは日本にとっては隣の国。
日本に攻撃をしようと思えば、いつでもすることができる位置にあります。
今回の戦争が、ロシアとウクライナの2つの国の間だけでなく、
世界的な動きになっているのは、
ニュースを見ていても感じることだと思いますが、
特に今は、制裁を始め、さまざまな動きがあり、
世界中が緊張している時期。
私たち日本も、ロシアに制裁を行っている国でもあり、
今は有事である、という認識を持つ必要があると思います。
ロシアは核兵器も持っていますし、
武器も、日々進化し続けている、
ということを、私たちは頭に入れておかなくてはいけません。
世界中の国々は、食料、エネルギーなどでつながってます。
今回のことで、世界の小麦が450万トン減ると報道されてますが
(参照:世界の小麦生産量450万トン減)
これから先も、食料などに影響が出る可能性がある他、
石油や天然ガスなどライフラインにも影響が出てくる可能性もあります。
▼世界の戦争や兵器の現状についてはこちら(Tver「やりすぎ都市伝説 2022春」)
都市伝説の番組ですが、ここ2回は特に都市伝説ではなく、
備えることへの警告を呼びかける回になっています。
39:00~の関さんのパートです。
https://tver.jp/lp/episodes/epqb8jzxul?p=1340
どのくらいの量を備えたらいい?
最低限、1ヶ月暮らせる量の備蓄が必要です。
(できたら3か月分)。

通常の災害だと、3日分の備蓄を、と聞いたことがあると思いますが、
これから先の災害は、これまでのような1つの地域の災害ではなく、
大きなエリアの災害になる可能性があります。
そのため、救援物資が届かなくなる可能性があるので、
より長期間の備蓄をしておく必要があります。
避難する場合の避難バックと、
家に留まる場合の備蓄、両方想定する必要があります。
自分の家族に合わせた、備蓄のリストをつくるコツ

避難バックや備蓄のリストは、住んでいる地域の自然環境や家族によって変わります。
ここでは、家庭に合わせた備蓄リストを作るコツ
についてお伝えします。
避難バックについてはそちらをご参照ください。
1ヶ月~の長期間の備蓄をするには、
まず自分の家族の生活を観察することがおすすめです。
朝起きてから、夜寝るまでの24時間を
1度振り返って、必要なものをリスト化してみると、
必要なものがわかってくると思います。
例えば、
私の家(6歳男の子1人・旦那の3人家族)の場合はこんな感じです。
やること
- 7:00 起きる
- 顔を洗う
- 水を飲む
- トイレに行く
- 朝ご飯を食べる(子どものみ)
- 歯を磨く
- 洗濯をする
- 情報収集する
- 子どもと過ごす
- 昼ご飯を食べる(3人)
- 子どもと過ごす
- 暗くなってきたので電気をつける
- 夕ご飯を食べる
- お風呂に入る
- 21:00寝る
必要なもの
- 時計(時間のわかるもの)
- 水かタオル
- 1日分の水
- 非常用トイレ(1日の回数分×人数)
- 1人分の食事
- 歯磨きの道具
- 洗濯をする道具(洗濯板や洗剤など)
- ラジオ(電池も)や太陽光パネルなど
- おもちゃなど
- 3人分の食事
- おもちゃなど
- 光源(太陽光のランタンなど)
- 3人分の食事
- お風呂になる道具
- 寝るための道具
家庭によって、必要なものが違うと思います。
大切なのは、自分の家族に合わせたリストを作ることだと私は思います。
実際に、自分の家で、過ごした様子をイメージしながら、
リストを作ってみるのがおすすめです^^
またここから、もうちょっと詳しく、

実際、食事を作るためには何が必要かな…?
ガスボンベ?庭でBBQセットで作る?
そのためには、何が必要かな?
などその状態に自分がその場に立って具体的にイメージしながら、
1つ1つ考えていくと、より詳しいリストを作ることができます^^
長期間になるので、次は、
1週間で必要なものもリストアップしましょう!
数日なら必要ないものも、
1週間で考えると、必要になるものが出てきます。
例えば、うちのご飯の場合、
- 麺(うどんなど)が1週間に1回食べたくなる
- パンが1週間に1回食べたくなる
- スープは2日に1回食べられると幸せ
など、家族それぞれ好みがあると思います^^

長期間になるとストレスもあるので、
できる限り、現実の生活に近いものを備えておきたいもの。
これも実際に過ごしてみないとわからないこともありますので、
1週間「何が必要かな~?」と意識して過ごしてみることがおすすめです。

同じように、次は、
1ヶ月でイメージしてみましょう^^
1ヶ月でイメージすると、
実際に備蓄する具体的な量がわかります。
例えば、食材で言うと
- 醤油は、月に1本つかう
- みりんは、月に1/2本使う
- ツナ缶は、月に6缶使う
- 味噌は、月に1パック使う
- カレーは、月に1回食べたい
など、月ごとに考えると、必要量がわかるものがあります。
他にもトイレットペーパーや、ティッシュペーパー、
サランラップや、化粧水や洗剤などの消耗品など
1ヶ月ごとに考えてリストを作ると、より現実的なリストになると思います。



1日、1週間、1ヶ月で必要なものがわかったら、
これをもとに実際に備蓄リストを作ってみましょう^^
災害によって準備するものは変わりますが、
1ヶ月分の備蓄は、
・ライフライン(水、ガス、電気)が全て1か月間止まった
・家は無事で住める状態
の想定で作ると、太陽フレアや世界情勢、富士山噴火(火山灰の降る地域)などの
災害に対応できると思います。
備蓄リストの項目の例はこちらです!
(他にも、おうちによってアレンジしてみて下さいね^^)
- 食料
水(ペットボトル、水タンク)
食料(お米、麺、おかず、お菓子など)
調理器具(ガスコンロやBBQセットなど)
食べる道具(サランラップや、紙皿など) - トイレ
非常用トイレ(数も確認、消臭する袋も)
トイレットペーパー
掃除用具 - 歯磨き
水を使った場合の歯磨きセット
水を使えない場合の歯磨きセット(歯磨きシートなど) - 風呂
せっけん、シャンプー、リンスなど
水が使えない時のセット(からだふきシートなど) - 洗濯
洗剤など
洗濯機が使えない場合の洗濯セット(洗濯板など) - 掃除
掃除気が使えない場合の掃除用具(ほうきなど) - 電気(灯り)
電気が使えない場合のLEDランタンや太陽光ランタンなど - 情報(ラジオなど)
情報の取り方を考える
ラジオ(AMが聞けるもの)
電気がなくても使える、スマホの充電器(乾電池式や、太陽光パネルなど) - 薬・衛生用品
日常に使っている薬の確認
ばんそうこうや消毒薬など
マスクや消毒用アルコールなど(新型コロナウィルス対策)
ティッシュやウェットティッシュ
女性は生理用品 - 子ども
子どもが過ごすのに必要なおもちゃや道具など
(絵本、電気のいらないおもちゃやゲームなど)
赤ちゃんや幼児がいるご家庭の場合は、おむつや幼児食など - 寒さ・暑さ対策
夏や冬の災害のために、寒さ、暑さ対策のための服や、モノ
(防寒服や、ほっかいろなど) - その他
その他生活で必要なものや、あると便利なもの
ガムテープ、養生テープ、サランラップ、アルミホイル
チャッカマン、雑巾、ゴミ袋、ビニール袋、新聞紙、乾電池など
何を備蓄すればいいか、なかなかイメージができない、
チェックリストが欲しいという方はこちら!
(1週間の献立の例なども載っています^^)
おそらく、みなさんどうしよう…と思うのが、
1ヶ月分の飲料水の確保だと思います。
すべてミネラルウォーターで確保するとすごい量になってしまうのですが💦
水は、水タンクに水道水を入れておく、という方法も。
常温で3日、冷蔵庫で1週間ほど保存が可能なのですが、
①暗いところで保管すること(日の当たるところだと菌が繁殖します)
②満タンに入れて空気に触れないこと
③入れるときも素手で触らないなど、菌をなるべく入れないこと
が条件で、1ヶ月ほど菌の繁殖がしなかった実験も見つけました
(家の環境などにもよりますので、自己判断でお願いします)
▼個人の方ですが、水の保存についての実験はこちら
▼磐田市の実験はこちら
悩む野菜の備蓄には、干し野菜がおすすめです
(常温でOK!自分でも作れます)
非常用トイレの備蓄は、
・凝固剤
・便座にかぶせる袋(45リットル)
・消臭袋(汚物を入れるため)
・汚物をまとめる袋(大きいもの)
が必要です。
▼水を使わないトイレのつくり方
そのほか、
・尿とりパット
・猫砂
を使う方法もあるようなので、合わせて用意するといいかもしれません^^
▼高校生が実験(尿取りパットと猫砂)
この実験によると尿とりパットは4回使えたとのことで、
猫砂との併用で回数が使えそうです^^
私流ではありますが、
備蓄のリストのつくり方のコツをご紹介しました。
日々の暮らしを、今日からよく観察して、
自分の家族にあった現実的なリストを作っていくお手伝いが出来たら嬉しいです。
今からできる心や身体の準備
災害時のために、今からできる心や身体の準備もあります。

普段から、食事の回数や、間食の回数を減らしたり、
おかずの品数を減らしてみて、
少ない食べ物でも満足できるように、
身体を慣らしておくのは、おすすめです。
日ごろ、こんな生活をされていませんでしょうか。
朝ご飯食べて、10時に間食、
昼ご飯食べて、口寂しくなったらお菓子をつまみ、
晩ご飯を食べて、その後スイーツ…
など
この生活だと、胃や腸が休む時間がなくて疲れていたり、
食べ過ぎは、健康にも影響します。
食べものと身体の関係は、いきなり変えることはできません。
日ごろから、なんとなく食べるのではなく、
自分に適切な食べる量を知っておくこと、
はとても大切です。
また、食べ物は相性もあるので、
これを食べると身体の調子がいい、悪いなど、
自分で把握していることも大事。
災害時などのストレスが多く、食べ物が少ない時でも、
より健康で元気でいることにつながります。
▼少ない食べ物で健康に過ごす食べ方については、
詳しくはこちらをご覧ください^^
日ごろから、使い捨てのものを少なく使う工夫をしながら暮らすのもおすすめです。
備蓄の量も減りますし、お財布にも優しくておすすめです^^
▼参考記事はこちら

災害時は、精神的に辛いことも多いと思います。
日ごろから、辛いことがあった時も、見方を変えてポジティブに捉える
練習をしておくと、役に立つかもしれません。
また、自分のリラックス方法や、自分のご機嫌の取り方など、
を自分で知っておくことも大切です。
緊急時や災害時に、いきなり、
ポジティブな見方にしよう、自分をリラックスさせよう、と思っても、
その場ですぐにするのは難しいと思います。
普段から、自分の心の動きをよく観察して、
自分を心地よく過ごさせてあげたり、
物事をポジティブな面とネガティブな面など
いろいろな見方をしてみるのを意識したりしてみると、
きっと役立つと思います。
以上、緊急時・災害時の備えについてのご紹介と呼びかけでした。
実際、備え始めてみると、大変だと思いますが、
さまざまな災害や緊急時に家族全員で乗り越えるためにも、
ぜひ今すぐから、備え始めて、行きましょう。
家族や周りの人、みーんな笑顔で乗り越えていけますように。
美月一奈輝